家主を失った家

午後から、以前設計に携わった家の荷物の搬出に立ち会ってきました。 
家主の方は、春先に急に体調を崩され亡くなられた。 

久しぶりにお宅にお伺いすると、部屋は雨戸を締め切り真っ暗な 
状態でした。 
家は、家主さんが帰ってきたのでは無く、久しぶりに来客に少し複雑な 
気分で、見守ってくれていました。 

長い間、設計の仕事に携わっていると、家族も日々変化していき 
お客さんが、家を手放したり、取り壊したりと変化していきます。 
少し寂しさを感じます。 
これからも、家族の変化に合わせて家も変わっていくことでしょう。 

最後は、この家で過ごせて良かったと思えるような空間をデザイン 
していきたいと思った。 

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